コラム

【コラム】Excel写真台帳をもっと楽に|アプリ併用の可能性

現場写真にまつわるよくある苦悩


「今日も写真が100枚以上…。Excelに貼り付けて台帳を作るだけで2時間はかかるな」
建物診断の現場担当Aさんは、現場調査が終わるたびにこう思います。
後回しにしていて、クライアントから「まだ?」と聞かれて焦った経験は、一度や二度ではありません。

実は、こうした悩みは特別なものではなく、多くの現場で“あるある”として起きている課題です。
この問題を解決するには、小さな工夫では限界があり、別のアプローチが必要になります。
そこで、最近注目されているのが「Excelからの脱却」ではなく、“補完するアプリ”を併用する方法です。


Excelの良さと、それでも残る“つらさ”


「誰でも使える汎用性」
「自由にカスタマイズできる柔軟さ」
これらは私たちが慣れ親しんだExcelの強みです。

ですが、そんなExcelにも現場ではいくつかの課題に直面します。例えば以下のような課題です。
・写真を一枚ずつ貼り付けて整理する途方もない時間
・属人化で引き継ぎに苦労する
・担当者間でスピードや品質に差がありすぎる
・データ容量も大きく、報告書や写真データの共有に時間がかかる

そう。便利さと引き換えに、使い込めば使うほど”つらくなる”構造があるのです。

作業員がノートPCでExcelを開いて、報告書作成に苦戦している様子


解決の方向性:最近広がる「補完型アプリ活用」

ここで選ばれているのが「Excelを辞める」のではなく、「写真や図面に強いアプリで補完する」というスタイルです
例えば――
・後からの写真整理を楽にするAIタグ付け
・図面上に撮影ポイントを配置
・チームで同じデータをリアルタイム共有
・Excelの写真台帳、位置図をワンクリックで自動出力

このように、アプリがExcelを出力するので、Excelの自由度はそのままに、手間のかかる部分だけを仕組みで肩代わりさせる形です。
これが現場にとって現実的で負担の少ない近道です。


比較してみる:Excelのまま? アプリ併用?


観点Excel運用Excel+アプリ併用
写真整理手作業でフォルダ分け・貼付撮影時に整理+AIタグ付け
図面連携手作業で配置位置図を自動出力
報告書作成コピー&整形で1〜2時間ワンクリックで一瞬
共有メール添付クラウド共有
属人化高い(担当依存)低い(仕組みに内蔵)
業務の特徴「単純」作業が多い「重要」な作業に集中

Excelだけではどうしても“人”に頼る部分が大きくなりがちです。
一方でアプリを補完的に使うと、作業が仕組みに埋め込まれるため、属人化を抑えつつ効率も高まります。
つまり「担当者に依存するか」「仕組みとして自動化するか」という違いが、日々のストレスと成果を大きく左右するのです。

現場スタッフがスマホで写真を撮影して、そのままクラウドにアップしている様子


アプリを使うと、実際の現場でどう変わる?


報告書作成の現場で実際にどのような変化があるのか、いくつかのシナリオで見てみましょう。
以下、改善の具体例――

  • ・建物診断(写真100枚):整理・貼付・整形で約3時間 → アプリ併用で数十分に短縮
  • ・点検(月10件):フォーマットがバラバラ → テンプレ統一&自動出力で手戻りゼロ
  • ・店舗管理:各店ごとに形式や表現が異なり集約困難 → タグ統一で標準化

生産性や効率などの定量的な効果だけでなく、「焦る時間」「探すストレス」などの心理的な負担軽減にも大きな効果があります。


まとめ:Excelは残しつつ、“苦しいところ”だけアプリに変える


Excelは便利です。だからこそ、“Excelが得意じゃない部分”を補完するアプリを組み合わせると、現場の当たり前が大きく変わります。
報告書作成に時間やストレスを感じたことがあるなら、ぜひ一度「補完型のアプローチ」を検討してみてください。

…でもどうやって?

と思われた方は、ぜひ一度、写真報告アプリ「smart tag camera(スマートタグカメラ)」 について、調べてみてください。
スマートタグカメラは、Excel+アプリ併用にぴったりの最新アプリで、シンプルな操作性で簡単に始められるのが特徴です。

もっと知りたい方は、ぜひ資料請求してみてください。
※資料では、写真整理/図面連携/報告書自動生成/共有管理 など、アプリでできることを詳細にご覧いただけます。

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