
太陽光発電メンテナンスの運用強化へ。圧倒的な速さで現場をDX化!
2015年の設立以来、太陽光発電設備の保守・点検・管理を手がけるM&M Solar Power株式会社様。本社を東京に置き、茨城・岡山・鹿児島など全国9拠点を展開し、約2,000件の太陽光発電設備を管理されています。年次点検・除草作業・電気点検・緊急対応(駆けつけ)に加え、サーモドローン点検などの先進技術を活用したサービスも提供されております。
M&M Solar Power様では、メンテナンスサービスの生産性・品質向上を目的として2025年12月にsmart tag camera(スマタグ)を導入し、現場の写真報告業務のDX化に取り組まれております。
今回は、戸部様(取締役副社長)、若林様(統括本部長)、渕木様・香田様(係長)の4名にお話を伺いました。
smart tag cameraをどのような業務で活用していますか?
現在は主に「年次目視点検」「駆けつけ(緊急対応)」を中心にスマタグを活用しています。
年次目視点検は、1日4〜5件の現場を回る形で実施しており、基本的に2人1組で作業します。1人がパネル・架台・設備機器などの状態を確認し、もう1人がスマタグで写真撮影とコメント入力を担当する分担体制です。撮影項目はチェックリスト形式で一覧表示されるため、現場で項目を見ながら順番に進めていくだけで抜け漏れなく対応できます。現場でコメントの入力まで完了させ、事務所に戻ってから最終確認を行うという流れが定着しています。
駆けつけ対応では、故障発生時にスマタグで現地から報告書を作成しています。リアルタイムで情報を整理しながら提出できるため、顧客対応のスピードが大幅に向上しました。(渕木様、香田様)


導入前はどのような課題がありましたか?
導入前の課題は、現場側と事務側の双方にまたがっていました。
現場側:撮影ミス・漏れが日常的に発生
デジカメで撮影していた頃は、逆光での白飛びや暗所での画質不良が多く、撮影したものの使用できない写真が頻発していました。その予防策として現場で何度も写真を撮影し、結果的に現場での作業時間のロスが増加、加えて、事務所での整理も負担がかかる状況でした。
また、現場でハプニングが起きたり電話対応が入ったりすると、どこまで撮影済みかわからなくなるケースがありました。撮影漏れに気づくのが事務所に戻ってからになることも少なくありませんでした。(渕木様、香田様)
事務側:届く報告の半数が手直しの対象に
多い時で1日30〜50件の報告書を処理しているのですが、スマタグ導入前は、現場から上がってくる報告内容の多くが不完全で、事務側で手直しが必要な状況でした。また、作業員毎に表現にばらつきがあったりして、報告書の品質に差が生じていたことも課題でした。その結果、1件あたり15〜30分かかる手直し作業が毎日積み重なり、大きな業務負荷となっていました。
特に、報告内容の不備や撮影漏れが多く、現場への確認・差し戻しが日常的に発生していたのが辛かったです。確認のために現場の作業も止めてしまうため、双方にとって非効率な状態が続いておりました。(若林様)
導入した決め手を教えてください
検討を始めた頃は、事務側での報告書作成にかかる負担が非常に大きくなっており、業務改善が急務な状態でした。また当社では、「報告の正確性向上と迅速な対応」を経営上の最重要課題として位置づけていたため、写真報告のDXに踏み切りました。
検討段階で複数のツールを比較していましたが、そんな中でスマタグを選んだ理由は大きく3つです。
- ・チェックリスト形式で撮影漏れを防げる仕組みがあること
- ・太陽光メンテナンス業界の慣習に縛られない柔軟な設計になっており、自社の運用スタイルに合わせてカスタマイズしやすい点
- ・担当者の迅速かつ誠実な対応と要望に対してもすぐに動いてくれるという信頼感
既存の太陽光専用アプリではなく、あえて他業界でも使われているスマタグに決めたのが正解でした。シンプルかつ柔軟に設計できる機能を元に、一緒に現場に合った運用を作り上げていける感覚があって、それが今も続いています。結果的に、すでに現場と事務双方でDX運用が回っていて、効率化や品質向上の効果が目に見えて実感しているところです。(戸部様)
自ら現場のDX化を推進される戸部様
導入後、どのような効果がありましたか?
| 観点 | 得られた効果 |
|---|---|
| 効率化 | 報告書作成が1件あたり15〜30分から5分以内に短縮(約1/3以下) |
| ミス軽減 | 事務側での修正作業が50%から10%程度に大幅削減 |
| 品質の向上 | チェックリスト機能により「撮影漏れ」の問題を解消 スマートフォン撮影により画質・視認性が向上。暗所での撮影も改善 |
| 品質の標準化 | 作業員全員が同水準の報告書を作成できるようになり、スキルの底上げを実現 |
| 顧客対応スピードの向上 | 現場作業から報告書作成のリードタイムが短縮され、顧客報告のスピードが向上 |
導入後、新しい運用が手に馴染むまで約1ヶ月ほどかかりましたが、すでに現場メンバー全員が自信を持って使いこなせるレベルに達しています。正直こんなに早く改善できるとは思わなかったですが、組織全体で推進できたのがよかったと感じています。
作業効率としては現場での作業時間は若干増えたものの、帰社後の報告書作成も一瞬なので、トータルの業務時間は確実に減ったと実感しています。(渕木様、香田様)
事務側の修正作業も大幅に改善され、今は完成したデータの最終確認をするだけです。ストレスがなくなり、導入して本当に良かったと感じています。また、作業員間の報告書品質のばらつきも解消されました。標準化されたチェックリストに沿って作業することで、経験の浅いメンバーでも熟練者と同水準の報告書を作成できるようになり、会社全体のサービス品質が向上しています。(若林様)

特に便利だと感じるポイントは何ですか?
現場担当からは、「タグ機能」が特に好評です。調査項目をタグに設定し、現場での「チェックリスト」として活用しています。各調査項目に対して何枚撮影済みかがリアルタイムで確認できるため、撮影漏れへの不安がなくなりました。
あと、「タグごとの写真整理」も嬉しい機能の一つです。以前は担当者によって撮影の順序がバラバラで、似たような写真が乱立し内容を把握しにくい場面がありましたが、スマタグではタグごとに写真が勝手に整理されるため、特に意識せずとも作業の標準化が実現しました。(渕木様、香田様)
事務側では、現場から上がってくる報告書がすでに整理された状態で届くため、以前のようにメールの報告内容と写真を照らし合わせながら報告書をチェック・修正する手間がなくなりました。現場で入力されたコメントも写真とセットでリアルタイムで確認できるため、情報の共有スピードが格段に向上し、状態把握がしやすくなりました。(若林様)


満足度と、今後期待されることをお聞かせください!
目視点検業務については、既に現場メンバー全員が自信を持って使いこなせるレベルに達しており、業務に欠かせないツールとして定着しています。一方で、駆けつけ対応については、もう少し運用に合わせてタグの内容を見直したいと考えております。太陽光発電設備の故障は状況が多岐にわたるため、現状の設定では対応しきれないケースもあることが分かってきました。現場が動きやすく、かつ、報告まで円滑に行える設定になるよう、現場と事務で相談して取り組んでいきたいと考えております。(渕木様、香田様)

smart tag cameraはどのような会社におすすめでしょうか?
太陽光発電設備のメンテナンスに携わり、報告書の品質向上や事務負担の軽減に課題を感じている会社に強くおすすめします。スマタグを導入することで、チェックリスト形式による標準化された現場運用と作業員のスキルによらず均一な品質の報告書が作成できるようになり、結果的に顧客へのサービス品質と対応スピードで大きな差別化が図れます。
当社でも、約1ヶ月で全員が自走できるレベルになりましたし、何より、現場の声を積極的に吸い上げて機能改善に反映してくれる開発・サポート体制も助かっています。「改善したいけど、本当に意味があるのかな」と悩まれている会社も、スマタグであれば安心して改善に取り組めると思います。(戸部様)
