建設

「効率的」かつ「高品質」な建物調査をsmart tag cameraで実現!

沖縄県浦添市を拠点に、一級建築士事務所、一般建設業、不動産業として登録している株式会社クロトン様。
多様で柔軟な発想と技術をもとに、お客様と社会にベストなカタチを届けることを目指すクロトン様は、2004年の開業以来、住宅から店舗・ホテル用途まで幅広く手がけてきた設計・施工技術をベースに、近年では「インスペクション(建物診断)事業」、「リゾート建築事業」のほか、「プール・アウトドアリビングの販売・施工事業」を強化されています。
特に、中古住宅の売買取引時やリフォームやメンテナンス時の建物の劣化状況の調査を第三者的な立場で行うインスペクション事業では、丁寧で分かりやすい診断を重視したサービスを提供されています。また、インスペクションの重要性と活用を促進すべく「インスペクション沖縄」事業を立ち上げ、県内外の建築士事務所とのパートナー関係を構築し全国展開を視野に事業を続けています。
そんなクロトン様では、インスペクション事業の効率化及び品質の向上を目的として、smart tag camera を活用しています。本日は、下地様と小島様にお話を伺いました。


smart tag cameraをどのような業務で活用していますか?


主にインスペクション事業での建物調査業務にて活用しています。当社では、戸建てから共同住宅、ビルなどの多様な建物の調査を行なっております。それぞれの物件で調査担当者がsmart tag cameraを使って、現場の記録・撮影から報告書作成までを効率的に、そして、高品質で行う施策として導入しております。すでに実際の現場で活用しておりますが、特に、報告書の作成にかかる生産性については非常に効果を感じているところです。
また、工事中の設計監理においても巡回や工程毎の報告などで現場の状況を記録し、スピーディに報告しなくてはならないシーンがよくあるため、その領域でもsmart tag cameraを活用できないかと現在、検討している状況です。

建物調査での活用風景

 

導入前はどのような課題がありましたか?


当社のインスペクション事業では、お客様に建物の状況を分かりやすくお伝えするために、劣化箇所の写真と図面上での劣化位置を整理して報告書を提出することを徹底しております。
そんな中でインスペクションのニーズの高まりもあり、従来のやり方では報告書作成にかかる時間が事業成長のボトルネックになっていると感じていて、品質を落とさずに写真選定や図面との照合、報告書転記などの単純作業を効率化することはできないかと悩んでいました
また、これまで活用していた報告書書式では、実際の調査内容に対して余分な項目や情報が多かったり、メンバー間での評価内容や報告書の情報量に偏りが生じていたため、品質の標準化と向上についても課題を抱えておりました。

 

smart tag cameraを導入した決め手を教えてください


ご提案いただいた時期は、報告書書式の見直しや運用の標準化について良い方法はないかと模索しているタイミングでした。そんな中でsmart tag cameraをご提案いただき、トライアルを試してみた時に、現場写真の管理と報告書作成業務の改善に使えるなと直感的に感じ、導入を決定しました。
また、これまで使用していた他のツールと異なり、タグ設定(写真に対して付与する調査内容に関する情報)の自由度が高いことと、写真と図面の連動ができることで、過不足や表記揺れのない分かりやすい報告書作成が実現できると感じていました。あとは、Excel形式で報告書が作成できるのも扱いやすかった点になります。

 

smart tag camera導入により、どのような効果がありましたか?


これまでは、調査完了後早くても翌日に写真整理と報告書作成を完了し、社内確認を経て提出という流れだったため、最低でも調査含め3日間は必要となっておりましたが、smart tag cameraを活用することで当日中の作成ができるようになりました。現場調査の段階でタグ付けや評価、図面位置との照合もまとめて行えるため、後続の報告書作成作業が大幅に短縮されたおかげだと考えております。
また、単に1診断あたりのスピードが向上しただけでなく、単純作業をsmart tag cameraが代行してくれることで、私たちは所見作成や修繕計画へのアドバイスなどの、より付加価値の高い業務に専念することができるようになっているかと思います。これは、劣化状況の診断だけでなく原因特定を含めた踏み込んだ調査を担当することが多い当社にとっては非常に嬉しい効果です。

写真台帳を自動で作成
写真と図面の紐付け


ずばり、満足度を教えて下さい!


満足しています。
すでに、建物調査業務の効率化と報告品質の向上に役立っていることを実感していて、今後もどんどん活用していきたいと考えております。
特に、操作性が非常に優れているため、一度メンバー向けの説明を実施した後は、すぐに実際の現場で活用することができているのが嬉しい点です。日々、メンバー間でより効率的な操作方法などを情報共有をしているのですが、日に日に現場で使いやすい形へ進化しているなと感じております(例えば、音声入力の使い道やペンツールでのクラック位置の記入など)。
従来のやり方と比較すると大幅に改善されていますが、実際に使ってみると「もっと良くなる」や「ここも削減できる」といった次の課題やヒントが出てきたので、こちらはカレンティアさんにも共有し今後のアップデートをお願いしたいと考えております。


smart tag cameraはどのような会社におすすめでしょうか?


建物の調査や点検を行う会社は、一度はsmart tag cameraを体験することをお勧めします。
直感的に操作でき、タグ付けや音声入力などで入力すら省略できるため、現場作業もその後の報告書作成作業もストレスなく行えます。
また、建設業界に限らず図面や地図と写真を紐づけて管理する業務がある会社にもおすすめです。様々な活用方法があると思いますが、共通して言えるのは手軽に調査と報告(共有)がしたいという課題に対する解決策になるという点ですね。

インタビューをご協力いただいた小島様(左)と下地様(右)。
常にお客様と社会にベストなカタチを考えていて、その誠実さと熱意に感服しました。


今後のsmart tag cameraに期待していることを教えてください!


smart tag cameraを活用することで、これまで多くの時間を取られていた単純作業を効率化し、分析や提案などの「考える時間」を増やし、より良い調査へとサービスの価値を高めていけると考えております。当社のインスペクション事業の強みは、通常の建物調査から大規模な物件の調査や複雑で難易度の高い調査まで幅広く対応できるできる点にあるので、smart tag cameraの活用は事業との相性が良いと考えております。
建築士事務所にとってインスペクション事業は、特に小規模な建築士事務所ほど経営的に取り入れるメリットがとても多いことを私たちは深く知っています。このノウハウを共有し共に成長していける県外の建築士のパートナーを募集しております。インスペクションは社会的にも需要が高まっており、私どもも全国展開を強化していくなかでパートナーを更に増やしくことを目指します。smart tag cameraも継続的にアップデートをしていただいて、より現場で使いやすいソリューションにしていっていただけたらなと期待しています。

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