“写真報告書の作成”と”現場写真の管理”を驚くほどスピーディーに!
明治25年創業。「誇れる歴史がある 創りたい未来がある」を掲げ、人・都市(まち)・自然の豊かな調和から生まれる高品位環境の創造を通じた豊かな生活文化の創造を目指す株式会社淺沼組様。
時代の変化や社会のニーズに柔軟に対応するための独創的な挑戦により、「独自技術の開発」や「循環型空間の提供」、「積極的なDX化の推進」などあらゆる方面で時代に合わせた先進的な取り組みを実施されております。
最近では、リニューアル事業『ReQuality』を推進しており、モデルケースとなる名古屋支店の改修プロジェクトでは、循環型の環境配慮、利用者の健康・快適な空間をテーマとし、WELL認証ゴールド、ZEBReadyを取得、2022年グットデザイン賞などの多数の賞を受賞されております。
淺沼組様では、生産労働人口減少への対応として既存事業の効率化の施策として、東京本店不動産管理部門においてsmart tag camera を活用しています。
smart tag cameraの活用方法を教えてください
主に東京本店不動産管理部にて建物管理や工事を請け負っている物件はもちろん、新規に維持管理や修繕のご相談を受けた場合のスピーディーな状況把握とお客様との共有のために、smart tag cameraを活用しています。
元々は建物点検における「写真報告書の作成」と「現場写真の撮影・管理」までを一通で効率化できると期待して導入しました。また、建築や設備の工事においても工程毎の報告書作成や写真記録が発生していたため、smart tag cameraの活用範囲を拡大することで更なる業務効率化ができると考えている状況です。
不動産管理部 美馬様(左)、村本様(右)
導入前はどのような課題がありましたか?
かねてより当社では、お客様の事業展開に役立つ調査診断や点検後の報告書作りには大きく力をいれていたところです。そのため、現場写真の整理や加工、図面との紐付けなどの作業に多くの時間をかけてでも、念入りに調査結果をまとめた上で所見を作成するため、結果的にお客様への報告書提出には多少の時間をいただいておりました。
また、各物件の現場写真について管理様式は統一されていましたが、担当者がそれぞれ管理していたこともあり、担当者の活用レベルによっては不足しているデータがないか確認することや、過去に遡ってみることが困難であるといったデータ管理効率の面で課題を感じていました。
smart tag cameraを導入した決め手を教えてください
東京本店不動産管理部門として他のツールを使用した時期もありましたが、機能はあっても使い勝手が良くなく、改善を要望しても受付られないという状態が続いていました。そんな中でsmart tag cameraをご提案いただき、トライアルを試してみた時に、不要な機能がなく非常にシンプルで直感的にサクサク作業を進められると感じたのが良かったですね。
また、当社では人手不足の中で生産性を向上させながら働き方改革を両立していこうという方針があり、様々な業務におけるDX化についても積極的に取り入れようという前向きな土壌がありました。その上で、smart tag cameraであれば使う価値があると考えたのが決め手でした。
smart tag camera導入により、どのような効果がありましたか?
従来のやり方と比較すると、圧倒的に作業が楽になり、作業スピードも大幅に向上しました。
現地ではアプリを使って入力さえしておけば、図面と写真も紐づいていますし、後から見てもわかる状態に記録することができるようになりました。更に、自動で報告書の出力までできるようになったので、報告の体裁を整えるといった単純でアナログな作業から解放され、状況分析や適切な所見をお出しするための新たな知識や情報収集等に専念できるようになりました。
具体的に言えば、例えば従来であれば5日間かかっていた作業がおよそ1日で完了できるようになったと実感しています。
また、情報が一元管理できるようになっているので、今後は担当者が変更になったり不在の際にも、他の担当者でも状況を把握することができるようになってくると考えております。
ずばり、満足度を教えて下さい!
満足しています。
使い勝手は良く、従来のやり方と比較して圧倒的にラクになり、生産性向上も実感しています。
“非常に満足”ではない理由としては、協力会社への展開もまだ限定的で、更なる活用の余地を残していると考えているからです。カレンティアさんに説明会の実施をしていただきましたが、再度お願いしたいと考えています。
また、今後のアップデートに期待している部分もあるため、あえて厳しめの評価をさせていただいています!
smart tag cameraはどのような会社におすすめでしょうか?
当社では建物点検や工事の際に、お客様にわかりやすく状況をお伝えするために、写真や図面を合わせて報告書を作成しています。
当社と同様の形式でサービス提供をされている会社はもちろん、これらの業務負担を考慮して簡易的な報告に留まっていた会社にぴったりなサービスだと思います。
また、建設業界に限らず写真を付けて報告や請求する業務がある会社にもおすすめします。従来はそのような業務がなかった場合でも、昨今の内部統制の強化やエビデンス管理の徹底の風潮を受けて、写真や撮影位置、日時なども合わせて記録・報告することが様々な業界で求められてくるものになると考えています。
今後のsmart tag cameraに期待していることを教えてください!
個々の調査診断や工事における写真整理や報告書作成にとどまらず、定期的な点検やその後の修繕工事の記録を一元管理しデータを蓄積していくことで、物件のカルテのような総合的なデータ管理に繋げていきたいです。そのために、まずは協力会社への展開を進め、利用拡大に取り組んでいきたいと考えています。
また、smart tag cameraに対して期待していることですが、実際に使っていると色々見えてくるものがあります。改良することでもっと効率化できる部分があると思うので、その点はカレンティアさんに沢山フィードバックしたいと考えています!